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第80回ヴェネチア国際映画祭 銀獅⼦賞(審査員賞グランプリ)
『ドライブ・マイ・カー』から3年ーー
濱口竜介(監督)×石橋英子(企画・音楽)の新たな試みに世界が騒然。
観る者誰もが無関係でいられない、心を揺さぶる物語
長野県、水挽町(みずびきちょう)。自然が豊かな高原に位置し、東京からも近く、移住者は増加傾向でごく緩やかに発展している。代々そこで暮らす巧(大美賀均)とその娘・花(西川玲)の暮らしは、水を汲み、薪を割るような、自然に囲まれた慎ましいものだ。しかしある日、彼らの住む近くにグランピング場を作る計画が持ち上がる。コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所が政府からの補助金を得て計画したものだったが、森の環境や町の水源を汚しかねないずさんな計画に町内は動揺し、その余波は巧たちの生活にも及んでいく。