そこには約束があった—。
1996年、芸能界に激震が走った。超人気6人組アイドルグループ「SMAP」のメンバー・森且行が、幼少期からの「オートレーサーになる」という夢を叶えるために、22歳でグループを脱退したのだ。5人のメンバーに「絶対に日本一になる」と誓った森は、24年後の2020年11月、日本選手権で悲願の初優勝を勝ち取り、その約束を果たす。ところがそのわずか82日後、レース中の落車で命が危ぶまれるほどの大怪我を負ってしまう。幾度にもわたる手術と壮絶なリハビリに2年間を費やし、足に麻痺がのこった状態で復帰戦に勝利。再びプロの第一線に返り咲くという奇跡を起こす。そのヘルメットには、6色で彩られた星がデザインされていた——。
作品公式サイト:https://autoracer-mori.com/